2007年5月26日土曜日

資料1

会員各位様

第四回臨時全体会招集のお知らせ

 各戦線にて御奮闘のことと存じます。 『年誌』三号へのA論文(『現代社会主義者の党組織論をめぐる論争的教訓』)と、その掲載をめぐり論議があることは、すでにご存じと思いますが、この問題の検討を行った八月○日の事務局会議において、早急に第四回臨時全体会を招集して、一層基本的な問題をめぐる討論を行い、解決をはかることが必要との結論に達しましたので、お知らせします。
  周知のごとく本年四月の第三回全体会では、昨「四・三〇討論集会での津村さんとの論争についての、一連のAさんの文書と言動は問題への誤解と、当事者間で解決済みの問題への蒸し返しと、津村さんへの批判の自己目的化によって、『年誌』におけるコミュニケーションのあり方からの著しい逸脱があること」、「調停の試みを自ら否定したように、対立の収束と相互反省の意志が見られないこと」、「その結果事務局活動のあり方を大きく損なっているということ」を確認しました。そしてこれらについて、Aさん自身から、明確な反省を示していただけない限り、事務局会議への出席を遠慮していただくという趣旨を、あわせて確認しています。
  これは非常的、緊急避難的な性格のもので、いわば分離にふみきるか、再統一かを見極めるための「別居騒動」としての意味を持つ措置でした。
 今回のAさんの文書についての見解は様々にありうるでしょうが、上記第三回全体会決定の趣旨に照らしたとき、問題意識の再共有や相互反省への可能性・意欲について否定的判断を下さざるをえないものといわざるをえません。したがって、もはや、Aさんおよび、その意見に同調する人たちとは一旦完全に分離したうえで、それぞれのコミュニケーション方式を、それぞれの実践によって検証しあい、相互反省してゆくことを試みるほうが良いのではないでしょうか。
  『年誌』はゆるい組織ではありますが、組織を共有している以上、相互反省の姿勢と、問題意識やコミュニケーションを共有してゆく意図をもたず、相手批判を自己目的化する人々にたいして費やさざるをえない労力・時間・エネルギーの空費は無視できません。歩み寄りの困難な意見の対立が生じたとき、その意見の相違にしたがって、一旦それぞれ完全に分離すること、そしてそれぞれが別個に自己検証を行う機会を設定することが、現状にあっては実際的であるとも考えています。 
 『年誌』第三号の再編集、発行の遅れ、予定していた「討論会」日程の全体会への振り替えなど多大な犠牲をともなうことになりますが、やはりこの問題は全体会において、論議し決定せざるをえないと考えます。
 他方、次の国会で有事立法の継続審議が目論まれ、イスラエルによるパレスチナ軍事侵攻・再占領が行われ、米帝国主義によって「対テロ戦争」準備が進められている政治的状況に私達は直面しています。これとの闘い、ならびに年誌討論集会で予定されていた沖縄・安保、労働運動、農民運動、反差別運動、反帝国際連帯活動等についての報告・討論も、またあわせて行いたいと思います。
  つきましては、大変ご多忙のこととは存じますが、下記の通り第四回臨時全体会を招集いたしますので、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願いいたします。
二〇〇〇年八月○日『共産主義運動年誌』編集委員会
    記
日時 (略)
会場 (略)
議題 1 A問題/2 有事立法反対運動ならびに今後の階級闘争についての討論