2007年5月23日水曜日

共産主義運動年誌発刊にあたって

 共産主義運動年誌発刊にあたって―共産主義運動年誌編集委員会結成に至る経過についての報告

 「資料」として次に掲載する「『共産主義運動年誌編集委員会の呼びかけ案』」(以下『案』)の原案となった「『共産主義運動年誌(仮称)編集委員会結成の呼びかけ』素案」(以下『素案』)は九九年三月、共産主義者同盟首都圏委員会とプロレタリア通信編集委員会の合意によって作成された。

以後、この一〇年間ほどの研究活動、交流を重ねてきた仲間をはじめとする、志を共にする皆さんに、検討と意見表明をお願いしてきた。その間八月には、関西地方の「土曜会」夏期合宿で提案をさせていただくなどしてきた。

幸い、過分の反響を得ることができたので、一〇月に東京で「『共産主義運動年誌(仮称)』編集委員会結成のための第一回相談会」を開催した。『案』は『素案』に少しの字句修正を加えて、この「第一回相談会」で提案されたものである。

「第一回相談会」では『案』をめぐって活発な意見交換が行われた。その内容についてはおおむね後に掲載した「意見と対案」の項目に反映されているのでそちらを参照されたい。「年誌編集委員会」の結成の可否については、賛成の意見も保留の意見もあったので、「第二回相談会」を設定することとし、それまで継続協議することとした。

「第二回相談会」は本年一月に開催された。『案』の内容については引き続き活発な意見交換が行われた。『案』の【1】、【2】項については「年誌編集委員会」の活動の中で継続討議することとした。「年誌編集委員会」の結成については、『案』の【3】、【4】項に大幅な変更を加え、おおむね共産主義運動の主体の再建、コミュニケーションの場とすることで合意し、その場で「共産主義運動年誌編集委員会」の結成が確認された。本章冒頭の「共産主義運動編集委員会結成にあたって―活動の目的と進め方・会則」がその合意文章である。その後、代表の選出、事務局長の選任、今後の「年誌」発行などの活動方針が確認された。

二〇〇〇年三月三一日

共産主義運動年誌編集委員会事務局